【日本酒造り-もろみ-発酵】
日本酒仕込み後のもろみでは、タンクの中で糖化と発酵が同時に行われる「平行複発酵」で醸されます。これは日本酒独特の複雑な醸造法で糖化と発酵が並行して進むことと、また仕込みを3回にわけたり低温を保つことで糖度やアルコール度数は一気に上がりすぎず、酵母が最後までしっかりバランスよく働きます。このように完全に発酵が行われるため、日本酒は醸造酒の中では世界一高い、約20%のアルコール濃度になるのです。しかも、じっくり発酵する過程で生まれるさまざまな旨味成分や香りが日本酒の味わいをいっそう趣のあるものにしています。
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